スイス車両メーカー、サンフランシスコBARTからディーゼルカー受注

鉄道 企業動向
スイスの車両メーカー、シュタッドラー・レールは、米サンフランシスコの都市鉄道BARTから、非電化の延伸路線用ディーゼルカー8編成を受注したと発表。画像はBART向けディーゼルカーのイメージ
スイスの車両メーカー、シュタッドラー・レールは、米サンフランシスコの都市鉄道BARTから、非電化の延伸路線用ディーゼルカー8編成を受注したと発表。画像はBART向けディーゼルカーのイメージ 全 2 枚 拡大写真

スイスの鉄道車両メーカー、シュタッドラー・レール(Stadler Rail)はこのほど、米サンフランシスコ湾岸地区の都市鉄道を運営するBART(バート)から、延伸路線「eBART」で使用するディーゼルカー8編成を受注したと発表した。受注額は約5800万米ドル(約59.4億円)。

【画像全2枚】

「eBART」は、バートのサンフランシスコ国際空港~ピッツバーグ線の終点、ピッツバーグ/ベイポイント駅から延びる約9.5マイル(約15km)の新路線プロジェクト。バートは2本のレール幅(軌間)が1676mmで第三軌条集電・直流1000Vの電化路線だが、eBARTはコストを抑えるため非電化路線とされ、軌間もバートとは異なる1435mmで建設されている。線路はハイウェイ4号線の拡幅計画にあわせて道路の中央分離帯に設けられ、バートとの接続駅では同一ホーム上で乗り換えが可能になる予定だ。

シュタッドラーが受注した車両は、同社の連接式低床ディーゼルカーシリーズ「GTW」の3車体連接タイプ「GTW2/6」で、中間の短い車体に動力機構を集約した構造が特徴。同型車はヨーロッパ各地のほか、アメリカでもテキサス州の2地区やニュージャージー州で使用されている。車両は同社のスイス工場で製造する。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る