【VWフェスト14】“ガイシャ”イメージ覆す親近感をカタチに…VWジャパン庄司社長

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フォルクスワーゲン グループ ジャパンの庄司 茂 代表取締役社長
フォルクスワーゲン グループ ジャパンの庄司 茂 代表取締役社長 全 13 枚 拡大写真

フォルクスワーゲン(VW) グループ ジャパンは4月26日、富士スピードウェイにてVW車のカスタマーイベント「VWフェスト 2014」を約6年ぶりに開催した。

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同社の庄司 茂 代表取締役社長は同日、今回のイベントについてグループインタビューに応じた。

----:まずは今回VWフェスト 2014を開催された狙いについてお聞かせください。

庄司:ここ1年半くらい、我々はVWというブランドの見せ方を、商品の見せ方も含めて、いろいろ変えてきました。一番最初は、『up!』の宣伝で、割と輸入車っぽくなく、どちらかと言えば国産車っぽい見せ方をしたのです。そのあたりから我々は “親近感” という言葉を大事にしてきて、お客様にVWというブランドを身近に感じていただく形にしてきました。そうしたことが、販売台数で長年目標としてきた年間6万台を昨年は大きく超えることができたり、みなさんに『変わったね』と言っていただけるようになったり、幸いにも『ゴルフ』がカー・オブ・ザ・イヤーをいただけるようになったり、という結果に結びついたのだと思っています」

「こういったことを含めて、いろいろと輸入車には注目が集まっているところでしたので、2008年の開催が最後になっていたVWフェストをやろうと。そしてオーナーさんに、忘れてないですよ、ということを示すタイミングではないかと思ったわけです。また、あらためてVWブランドを“体験”していただく場を作りたいという思いもありました。VWのことがさらによく分かる場ではなく、単に『VWのイベントに行って楽しかったね』と思っていただければ、と思っています。

今回のイベントで気をつけたのは、“体感” してもらうということです。クルマに試乗するだけでなく、ピストン西沢さんにパーソナリティをお願いして、また来場者に携帯ラジオも無償でお配りし、常に“音”がありながら体験もできる、という組み合わせを大事にしました。

また、その思い出をお持ち帰りいただけるように、映像ではなく、ピストンさんが選んで会場で流した音楽をつないだオリジナルCDを来場された方にプレゼントしています。運転しながら聴くのにちょうどいい音楽を、みなさんが家にお帰りになる時にクルマの中で聴いていただいて、今日は一日面白かったよね、と言っていただけるようにと思って作りました。お配りした携帯ラジオもお持ち帰りいただけます。(施設入場料として1台あたりかかる)1000円は、東京だとランチ代くらいしかなりませんが、今回はそれだけですごくお得になるようにしました。

----:来場者の方は、かなり幅広い感じがしますね。お子様を連れた若い方からシニア層まで、また女性の方も多いです。

庄司:VWの主力ユーザーの方々です。VWはとんがったブランドではありませんが、逆にそれがいい方向に働くと、非常に幅広い層から好かれるブランドだと思っています。より一層、そんな新しい方々に、あらためてVWブランドの新しい部分を見つけていただければ、と思っています。VWには、最新技術を積極的に取り入れていくところがあったり、標準的なCセグメントのゴルフというモデルを作りながら、GTIというモデルもあったり、ビートルという愛嬌のあるクルマもあったりと、非常に幅広いところがあるんですね。それを、大きな規模で、きれいに見せるという機会がなかなかありません。

典型的な例で言えば、お客様がショールームにいらっしゃると『VWを買う』ではなく、『ゴルフを買う』『ポロを買う』という形になるのですね。ですので、我々としてはブランドとして一体感のある見せ方にしたい、親しみやすくて、幅広いブランドであるというイメージを、もう少しキチッと伝えたい、という思いが背景にあるのです。例えば、ゴルフRという高性能モデルがありますが、それは同時にゴルフでもあり、それで子供の送り迎えをしてもいいわけです。そんなことを体験的に分かっていただける場にしたかったのです。

----:親しみやすさや幅広さをアピールする中で、今回は空冷モデルのイベントなどマニアックなものもあります。

(マニアックな部分は)それぞれのプログラムで表現しているつもりです。レーシングドライバーが運転するGTIやゴルフRの同乗走行がある一方で、すぐ近くで愛犬を思い切り遊ばせることができるドッグランもやってるわけですが、このコンビネーションってなかなかないと思うのです。来場者の方には(マニアックな部分は)ちょっとだけ興味を持っていただければいいと思っています。ご家族と一緒に来ていただいて、じゃぁ次は、うちもRにしようぜ、と思っていただく必要はありません。こういう楽しみ方やカッコ良さもあるブランドだよ、と感じていただければいいと思っています。

----:VWでは海外でもこのようなイベントを行っているのでしょうか。

庄司:基本的には珍しいですね。私が知っている限りはドイツ本国にもありませんし、米国でもここまで本格的にインポーターが主催しているものは、私が知る限りありません。本社がサポートしているものとしては、毎年オーストリアで開催されるGTIのファンイベントくらいだと思います。ですから、ドイツの本社からは、なんでやるの?と言われてますね(笑)。たぶんドイツ本国から見ると、なんでクルマに親近感が必要なの? ということになるようです。しかし日本では、VWって“ガイシャ(外車)”じゃないですか。外車と思われている限りは、やはり広く売れるようにはならないんですね。冒頭でもお話したように、我々はここしばらく、親近感という言葉をキーワードに活動してきました。(今回のイベントは)その表現の一つだと思っています。

《丹羽圭@DAYS》

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