ANAホールディングス、燃料コスト22%増で減益も今期787-9導入で増収増益…2014年3月期決算

航空 企業動向

ANAホールディングスが発表した2014年3月期連結決算は、経常利益が前年同期比44.2%減の429億円と大幅減益となった。

売上高は同7.9%増の1兆6010億円と増収となった。航空事業を始め、航空関連事業、旅行事業、商社事業ともに増収となった。

航空事業は、国内線旅客でビジネス需要が堅調だったのに加え、プレジャー需要を確実に取り込んだ結果、旅客数、収入ともに増えた。国際線旅客は、ビジネス需要、プレジャー需要ともに堅調に推移し、旅客数、収入ともに前期を上回った。中国線では、ビジネス需要が堅調に推移したことに加え、中国発プレジャー需要が回復したことから、反日デモ発生前の水準まで回復した。

国内線貨物は、競争激化による単価下落の影響で減収となった。国際線貨物では、日本発北米向けの自動車関連部品などが堅調に推移したため増収となった。

収益では、航空事業での事業規模拡大に伴う費用増に加え、為替の影響により費用の約4分の1を占める燃油費が前期比で約22%増加した。このため、営業利益は同36.4%減の659億円と大幅減益となった。当期純利益は同56.2%減の188億円だった。

今期は、国際線を中心に新たなビジネスチャンスを確実に捉えながらコスト構造改革を推進する方針。機材では、現在運航している787-8型機に加え、787-9型機を新規導入する。

通期業績見通しは売上高が同6.2%増の1兆7000億円、営業利益が同28.8%増の850億円、経常利益が同28.1%増の550億円、純利益が同85.3%増の350億円を予想する。

《レスポンス編集部》

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