水循環変動観測衛星「しずく」の開発責任者が文部科学大臣表彰・科学技術賞を受賞

宇宙 エンタメ・イベント
しずく(GCOM-W)関係者、2014年度文部科学大臣表彰科学技術賞受賞
しずく(GCOM-W)関係者、2014年度文部科学大臣表彰科学技術賞受賞 全 1 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、水循環変動観測衛星「しずく(GCOM-W)」の開発責任者が「水循環変動観測衛星による高精度マイクロ波観測技術の開発」の功績により、2014年度科学技術分野の文部科学大臣表彰・科学技術賞(開発部門)を受賞したと発表した。

水循環変動観測衛星「しずく」は、2012年5月18日に種子島宇宙センターからH-IIAロケットにより打上げられた。「しずく」に搭載している高性能マイクロ波放射計2(AMSR2)のセンサは、地表や海面、大気などから自然に放射されるマイクロ波を高精度に計測し、海氷、海面水温、土壌水分など、水に関わる物理量を観測する。

これまで、AMSR2により、2012年8月に、北極海の海氷面積が観測史上最小になったことを世界に先駆けて捉えるなど、地球環境変動の把握に貢献してきた。

また、気象予報の精度向上や海面水温の提供による漁業操業の効率化にも寄与している。

同賞は科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者に贈られる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る