富士スピードウェイは、10月10日から12日に「2014 FIA 世界耐久選手権 第5戦 富士6時間耐久レース(WEC富士)」を開催する。
2012年から新たなFIA世界耐久選手権(WEC)として開始されて3年目となる本シリーズは、ル・マン24時間レースを含めて世界8か国で開催される。LMP1-ハイブリッドクラスには、16年を経て復帰を果たしたポルシェ、昨年のシリーズチャンピオンであるアウディ、開幕戦のシルバーストンにて『TS040ハイブリッド』で1-2フィニッシュを飾ったトヨタ、LMP2クラスには多くの日産エンジン搭載車両が、また、GTカーではポルシェ、フェラーリ、アストンマーチンといった世界の自動車メーカーを含めた多くのチームが参戦する。
今年のWEC富士は、ル・マン24時間耐久レースにて歴代最多の16勝を挙げたポルシェが元F1ドライバーであるマーク・ウェバー選手を含む 6選手2台体制の布陣で参戦、アンドレ・ロッテラー選手、ブノワ・トレルイエ選手、ロイック・デュバル選手を有するアウディと、2012年から富士大会を2連覇した中嶋一貴選手、アレックス・ブルツ選手、アンソニー・デビッドソン選手を有するトヨタのLMP1クラスでの戦いに注目が集まる。
また、LMP2クラスやLMGTEクラスも含め、世界のトップドライバー達が、世界を代表するメーカーやプライベートチームで、国際レーシングコースの随所で熱戦を繰り広げる、富士スピードウェイ唯一の世界戦となる。
なお、5月3日・4日に開催するSUPER GT第2戦・富士GT500kmレースでは、イベント広場に「WEC富士」PRブースを設置。トヨタ『TS030ハイブリッド』の展示、ドライバーへの応援メッセージ受付やトークショーなどを実施する。