日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が5月1日に発表した4月の新車販売統計(速報)によると、総台数は前年同月比5.5%減の34万5226台となった。マイナスは2013年8月以来8か月ぶり。
総台数のうち登録車は11.4%減の18万8864台と、10か月ぶりに減少に転じた。しかし、軽自動車は2.9%増の15万6362台となり、13年7月から10か月連続となるプラスを維持。4月としては最多の台数になった。
総市場としては、消費税率引き上げに伴う3月までの駆け込み需要の反動が始まった。ただし、軽自動車は3月までの受注分の積み残しや新モデル効果によってプラスを持続した。この結果、総需要の落ち込みは5%台にとどまり、反動減は軽微なレベルだった。また総販売に占める軽の比率は45.3%となり、13年度の39.7%を大きく上回っている。