京王、高尾山口駅をリニューアル…駅前に温泉施設も

鉄道 企業動向
高尾山口駅のリニューアル後のイメージ。建築家の隈研吾さんがデザインした。
高尾山口駅のリニューアル後のイメージ。建築家の隈研吾さんがデザインした。 全 2 枚 拡大写真

京王電鉄は4月30日、高尾山口駅(東京都八王子市)のリニューアルを含む駅周辺整備を実施すると発表した。

同社は高尾山エリアの観光開発の一環として、高尾山口駅前に日帰り温泉施設を整備する計画を立てている。2012年10月から温泉掘削工事を進めてきたが、このほど温泉の湧出を確認。今後は2015年春のオープンに向け、建物工事などの準備を本格化させる。温泉施設は鉄骨造りの2階建てで「『和』の雰囲気をもった施設」とし、食事の設備やリラクゼーションコーナーなどを設ける。

これにあわせて高尾山口駅の駅舎もリニューアル。デザインは建築家の隈研吾さんが担当し、「高尾山の玄関口としてふさわい“観光地らしい”“わくわくする”雰囲気をもった」駅舎に生まれ変わるという。

このほか、八王子市と協調して高尾山口駅前の交通環境改善にも取り組み、歩行者広場と交通広場を整備。また、資本関係のある高尾登山電鉄などとも連携し、高尾山エリアの来訪者増加と魅力向上に向けた施策の検討を進める。

高尾山口駅の2013年度の乗降客数は1日あたり1万391人で、2006年度に比べ4割増えている。2007年にミシュランが発行した旅行ガイド「ミシュラン・ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン」において、高尾山が最高評価にあたる三ツ星評価を受けたことが背景にあると見られる。

《草町義和》

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