【ジープ チェロキー 新型発表】ヘビーデューティ用途はラングラーに譲り、舗装路の走りを洗練

自動車 ニューモデル 新型車
ジープ・チェロキー
ジープ・チェロキー 全 8 枚 拡大写真

5月17日より発売が開始される新型ジープ『チェロキー』は、オフロード性能を維持しつつ、全体をモダンに仕上げることを目標に開発された。

クライスラーグループインターナショナル プロダクト&プログラム プロダクト・プランニング・マネジャーのエイドリアン・ヴァン・カンペンハウトさんは、先代を「トラックベースで、古い縦置きのエンジンと4速ミッションを搭載した(古い)SUVだった」と振り返る。

そこで開発チームは、「究極のオフロードのクルマでありながらも、究極のオンロードの性能を持つこと」を目標にした。

「『グランドチェロキー』は、ペンタスターエンジン、8速ATを搭載し評価されている。また、インテリアはクラフトマンシップを表現することで、ユーザーがそこに反応し、理解してくれることがよくわかった」という。

そこで、「グランドチェロキーと同じ方向でリファインさせることで、トップのグランドチェロキーと、その下にあるチェロキーとの一貫性が重要視されたのだ」と話す。

では、これまでのポジショニングからの変化はどう対応するのか。エイドリアンさんは、「我々のラインナップでは、一方はグランドチェロキー、もう一方にはラングラーを置いている。ミッドサイズSUVのセグメントでは、モダンなデザインを好む傾向にあるので、新型はこの方向にポジションを変化させ、これまでのチェロキーのポジションは4ドアの『ラングラー』が埋めてくれるだろう」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「FJクルーザー復活マジかよ!」価格は400万円台? トヨタの新SUV『ランドクルーザーFJ』にSNSが注目
  2. オフロード車とスーパーカーの境界を打ち破る、800馬力のブラバス『Gクラス』発表
  3. ダイハツ『ムーヴ』フルモデルチェンジを正式発表、初のスライドドア採用で6月登場
  4. 【ホンダ WR-V 新型試乗】思わず二度見する「サイズ感」と「サイドブレーキ」…岩貞るみこ
  5. 日産、追加の大リストラ策、2万人規模の人員削減検討[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  2. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  3. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  4. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  5. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
ランキングをもっと見る