パナソニック 新型 ゴリラ シリーズ、2つの“ポータブル初”機能搭載で競争力訴求

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カメラ機能付きの最上位モデルCN-GP747VD
カメラ機能付きの最上位モデルCN-GP747VD 全 8 枚 拡大写真

パナソニックは、ポータブル型ナビとしては初めてトリプル衛星受信とOBD2に対応したSSDポータブル型ナビ『Gorilla EYE』など4機種(7型3機種/5型1機種)を6月12日より順次発売すると発表した。

ラインナップは、7型モデルがCN-GP747VD(オープン価格:店頭実売7万円前後)、CN-745VD(同6万円前後)、CN-GP740D(同5万円前後)で7月10日の発売。5型モデルがCN-GP540D(同3.7万円前後)で6月12日発売。オプションのOBD2アダプターは今冬発売予定で価格は未定となっている。なお、「OBD2」アダプターに対応しているのは7型モデルのみとなる。

ポータブル型ナビは容易に取り付けられる一方で、測位能力ではビルトイン型よりも見劣りをするのはやむを得ないとされてきた。もちろん、ポータブル型でもGPSだけに頼らず、加速度センサーを搭載したり、再測位の復帰を早めるなど、様々な工夫で対策を図っては来たが、それでも完璧とは言えなかった。

そんな中、新型ゴリラはこの測位能力を大幅に高める秘策に打って出た。それが、ポータブル型として初めてロシアの「グロナス」衛星受信に対応し、GPS衛星、準天頂衛星「みちびき」と合わせ、トリプル衛星受信を可能とした。

さらに、車両に搭載されるコンピュータ情報を直に受け取れる「OBD2」に接続できるアダプターを別売で用意したことで、加速度センサーよりもはるかに高精度な測位が可能になる。とくに効果が出るのは長めのトンネル内を走行したときで、正確な車速パルスが受け取れるようになり、ビルトイン型と同等の高精度測位が実現する。

この二つの対応はポータブル型では初。高低差を認識できる3Dジャイロセンサーも備え、とくに高架道が多い都市部での測位能力が飛躍的に高まると期待される。簡単取り付けができるポータブル型でもビルトイン型と同等レベルの測位能力が確保できたことで、ユーザーの裾野を広げるのに大きく貢献するのは間違いない。

最上位のGP747VDには高精細な「ドライブカメラ」を搭載。エンジン始動に連動して、ドライブ中に見える前方の風景をビデオ映像として自動的に撮影。映像は付属のmicroSDカード・8GBに高画質モード(1280×720)で約2時間、標準モード(640×368)なら約14時間記録できる。また、通常はメモリーがいっぱいになると古い順から自動消去されるが、ワンタッチで保存できるモードも用意している。

その他、地図データはSDメモリーカード経由で、ネット上からダウンロードして更新が可能。更新は年6回行われるので、幹線道路が開通しても素早くルートガイドに反映できるメリットもある。VICSについてはFM多重で対応。「おでかけナビサポートここいこ」に対応しているのもこれまでと同様だ。

《会田肇》

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