スイス車両メーカー、スイス国鉄から連接式の高速列車29本を受注

鉄道 企業動向
スイスの車両メーカーシュタッドラー・レールはスイス国鉄から連接式の高速電車29編成を受注したと発表。最高速度は250km/hで、国際列車に使用される
スイスの車両メーカーシュタッドラー・レールはスイス国鉄から連接式の高速電車29編成を受注したと発表。最高速度は250km/hで、国際列車に使用される 全 1 枚 拡大写真

スイスの車両メーカー、シュタッドラー・レールはこのほど、スイス国鉄(SBB)から最高速度250km/hの高速電車29編成を受注したと発表した。他国への乗り入れに対応した低床式の連接車両で、国際列車に使用される。

新たに開発される電車は「EC250」と呼ばれ、全長200mの11車体連接車。バリアフリーに対応した低床車両で、スイスのほかイタリア、ドイツ、オーストリアに乗り入れが可能な設計となる。受注額は9億8000万スイスフラン(約1130億円)。

鉄道業界誌レールウェイ・ガゼット・インターナショナル(オンライン版)によると、車両は2019年から納入を開始。2016年末の営業運行開始をめざして現在建設が進んでいるゴッタルド・ベーストンネル(全長約57km)を通り、スイス国内とイタリアのミラノを結ぶ列車に投入される予定で、現在ゴッタルド峠を越える路線で使用されている振り子式電車ETR610形やICN(RABDe500形)を置き換える計画という。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る