米国の自動車大手、クライスラーグループのジープブランドが、かつて生産・販売していた『グランド ワゴニア』。同車が復活することが決定した。
これは5月6日、クライスラーグループとフィアットの統合で生まれた新会社、FCA(フィアット クライスラー オートモービルズ)が発表した中期経営計画、「2014‐2018ビジネスプラン」で明らかにされたもの。
この2014‐2018ビジネスプランは、2014年1月に両社の統合で生まれたFCAが、今後5年間の成長計画を提示したもの。この計画の中で、ジープブランドは「2018年に、グランド ワゴニアを復活させる」と発表している。
グランド ワゴニアは、1962-1991年の長期に渡って生産された、米国製SUVの象徴的存在。製造元は、カイザー、AMC、クライスラーと目まぐるしく変遷したが、基本設計を大きく変えずに、およそ30年間生産され続けた。
2018年に登場予定の新生グランド ワゴニアは、生産終了から27年ぶりでの復活。現時点ではその詳細は公表されていないが、『グランドチェロキー』の上に位置するジープブランドの最上級車に位置付けられる。