オムニビジョン・テクノロジーズ・ジャパンは、自動車業界向けでは初となる裏面照射(BSI)技術を採用したCMOSイメージセンサとHDRコンパニオンプロセッサを発表した。
CMOSイメージセンサ「OV10640」は、OmniBSIテクノロジーで設計された最初の車載用途イメージセンサで、業界最高水準の感度を実現し、1.3 ガピクセルの動画を毎秒60フレーム(FPS)でRAWデータ出力する。本イメージセンサは、オムニビジョン社独自の動体撮像時の不自然さを最小限に抑えたHDRを搭載しており、最大120dBのダイナミック・レンジにより、明瞭な映像を提供する。
HDRコンパニオンプロセッサ「OV490」はYUVまたはRGB、および、RAWデータを同時に出力でき、ユーザーは映像表示とセンシング機能を同時に実現することが可能となる。OV490に搭載する高度なISP機能は、高品質画像のキャプチャとビデオ・ストリーミングを容易にするほか、2つのビデオ・パイプライン処理が可能なため、部材コストの削減にも寄与する。
OV10640とOV490のサンプルは現在より出荷可能で、AEC-Q100 Grade-2の認定完了および、量産開始は2014年第4四半期を予定している。