ソニー吉田CFO「今期中に構造改革をやりきり、全セグメント黒字化」

自動車 ビジネス 企業動向
ソニーの吉田憲一郎最高財務責任者(CFO)
ソニーの吉田憲一郎最高財務責任者(CFO) 全 2 枚 拡大写真

「今期中に構造改革をやりきるという強い思いのもと、関連費用を今期も計上する。主力のエレクトロニクス事業はテレビを含めてすべてのセグメントで黒字化させる」

【画像全2枚】

ソニーの吉田憲一郎最高財務責任者(CFO)は5月14日に行った2014年3月期決算会見でこう強調した。しかし、ほとんどの記者がそれを信用していない様子で、構造改革への質問が相次いだ。

「他社に比べて構造改革が遅れているが、それについてどう考えているのか」
それに対して、吉田CFOは「その通りだと思う。深く反省している。事業側の構造改革は一巡したが、販売会社側の改革が不十分で、市場規模の縮小に追いついていない状態だ。これまで先進国の販社を対象に進めてきたが、今後は新興国にも対象を広げる。改革達成の確度は高い」と回答。

「事業を変える」「コスト構造を変える」の2点を中心に構造改革に取り組み、15年度までに販売会社のコストを13年度約2900億円から20%削減する。同時に本社コストも約1450億円から30%削減するそうだ。

テレビ事業は10年連続して赤字で、その累計赤字額が7900億円、しかも売上高はピーク時のほぼ半分だ。そんな中で、本当にすべてのセグメントで黒字化を達成できるのか、今年度のソニーの動向には目が離せない。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、最終デザインを入手! ハイエンドモデルにはV8か
  3. 3代目ホンダ『シビック・タイプR』、1/18スケールダイキャストミニカー発売…ディスプレイエンジン付属
  4. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  5. ホンダ『CB1000F』3Dモデルを無料配布、CLIP STUDIO ASSETSでリアルに再現
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る