フェラーリ 生産抑制で希少価値高める、純利益は5%増

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ラ・フェラーリ
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イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは5月16日、2014年第1四半期(1-3月)の決算を発表した。

同社の発表によると、売上高は6億2000万ユーロ(約862億円)。前年同期に対して、12.5%増だった。また純利益は、5700万ユーロ(約79億円)。前年同期比は、5%増と伸びている。

2014年第1四半期の世界新車販売は1699台で、前年同期比は6%のマイナス。ただし、これはフェラーリの戦略。同社は2013年5月、生産台数を抑制し、高いレベルの希少性と長期に渡る価値を持続させる新戦略を打ち出した。フェラーリによると、第1四半期の世界販売台数の減少は、この戦略に沿ったものだという。

市場別の販売実績では、米国が前年同期比8%増の494台と最多。中東は6%増の150台。日本は128台を売り上げ、前年同期比は80.3%の大幅増。中国は、前年同期比4%増の73台だった。

欧州では、ドイツが前年同期比15.6%減の162台と後退。英国は3%増の168台と、ドイツを上回った。地元イタリアは、13%増の63台と回復する。

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、「商品とF1の両方に投資を続けることが、競合他社との溝を拡大するために必要」とコメントしている。

《森脇稔》

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