相鉄グループは5月16日、2014年度の鉄道・自動車設備投資計画を発表した。総額は約68億円。鉄道事業に64億円、自動車事業に4億円を投じる。
相模鉄道(相鉄)の鉄道事業では、輸送力の増強に25億円を投じる。自動改札機の更新に際し、利用者のスムーズな通行を確保するため改札機上部に色で通行の可否を知らせるラインライトを導入する。駅舎のリニューアルは本年度、平沼橋駅で実施する。
安全安定輸送の確保には31億円を投じる。本線星川~天王町間の連続立体交差事業(連立事業)を引き続き推進し、工事区間のほぼ全域で高架橋本体の構築などを進めるほか、駅ホームと上屋の設置も進める。9000系電車は情報処理装置と車外表示器を更新。ドア上などに設置している車内案内表示器を新型表示器に更新するほか、車外表示器もフルカラーLEDに変更して省電力化と視認性向上を図る。
8億円を投じるサービス向上策では、駅の行先案内表示装置やホーム待合室の新設、車内照明のLED化を実施。本年度は三ツ境駅に行先案内表示装置を、さがみ野駅にホーム待合室を、それぞれ設置する。車内照明のLED化は10000系1編成と9000系6編成、8000系8編成で実施する。