ロールスロイスのコーチラインを描くのは元看板職人

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ロールス・ロイス・モーターカーズ・リミテッドでコーチラインサイドなどの細いストライプ)などのペインティングを担当のマーク・コートさん
ロールス・ロイス・モーターカーズ・リミテッドでコーチラインサイドなどの細いストライプ)などのペインティングを担当のマーク・コートさん 全 8 枚 拡大写真

ロールス・ロイス・モーターカーズは、コーンズモータースと共同で“ロールス・ロイスアイコンツアー”を開催。それに伴い、イギリスのグッドウッドにあるファクトリーから職人が来日した。

【画像全8枚】

その一人は、ロールス・ロイス・モーターカーズ・リミテッドでコーチラインサイドなどの細いストライプ)などのペインティングを担当のマーク・コートさんで、「これまで約2000台のクルマにコーチライン(を描いており、現在ロールス・ロイス社内では私一人だけだ」というベテランだ。

コーチラインの描き方についてマークさんは、「まずマスキングテープを、書き始めの目印として最初のところに少しだけ貼り、その下から鉛筆で線を描く。その後、マスキングテープを剥がして、その鉛筆をたどってペイントでコーチラインを描くのだ」と説明。

その際の心構えについて、「周りで何が起こっても気にならない集中力が必要だ。実際に描く際には息を止めている。トレーニングを受けた時も秘訣として息を止めてといわれたので、無意識でそうしているようだ」という。

因みに、通常『ファントム』であれば、「4時間くらいで描き終わる」と述べる。

マークさんがコーチラインを描くようになったきっかけは、「もともとは看板職人で、真っ直ぐの線を引くというのはその仕事の要件のひとつだった。ロールス・ロイスに入社した時には、既にそういうスキルは身に着けており、それを実際のペイント作業の中で自分が出来ることはと考えた結果なのだ」と話す。

最後にマークさんは、「この仕事には、毎日やりがいを感じている。なぜなら、例えば新しい色を生み出したり、新しいユーザーの要望に応えるなど、自分にとって新しいチャレンジが毎日のようにあるからだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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