BASF、ドイツでLFP正極材の商業生産を開始…リチウムイオン電池に使用

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独BASFは5月20日、リチウムイオン電池(LiB)に使用するLFP(リン酸鉄リチウム)正極材の商用生産をワイマールで開始したと発表した。

商用生産はドイツのルートヴィッヒスハーフェンの本社で製造されるLFPの前駆体を使用し、ワイマールでは年産3000トンの製造プラントが稼働している。

BASFのLFP正極材は、性能とロットの一貫性を確保するために開発した、独自のプロセスを活用して製造。高度な出力・安全特性を持っている。今回の商業生産開始は、同社が米オハイオ州のプラントで製造しているNCM (ニッケルコバルトマンガン)正極材を含めたリチウムイオン電池用正極材ポートフォリオの拡大に繋がるとしている。

BASFは、世界中のセルやバッテリーメーカーが使用する機能材料や部品のリーディング・サプライヤーになるという長期的な目標を掲げており、今後も幅広いバッテリー材料技術ポートフォリオの構築を進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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