【人とくるまのテクノロジー14】見た目は通常の帽子、その中身は…日本自動車研究所

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日本自動車研究所と特殊衣料が共同開発した衝撃から頭守る帽子「アボネット+ジャリ」
日本自動車研究所と特殊衣料が共同開発した衝撃から頭守る帽子「アボネット+ジャリ」 全 2 枚 拡大写真

日本自動車研究所は衝撃から頭を守る帽子「アボネット+ジャリ」を出展した。これは福祉用具の開発を行っている特殊衣料(本社・北海道札幌市)と共同開発したもので、「より安全で、より快適な頭部保護帽」を目指してつくられたそうだ。

なんでも転倒によって亡くなる人が年間約7500人おり、それをなんとか減らすことができないかと開発がスタート。しかし、ヘルメットのようにしては、重くなり、見た目も悪くなるため、できるだけ帽子に近い形にしたかったという。

そこで、中心に穴が空いているビーズを緩衝材に使用。これによって通気性、ファッション性に優れた帽子が完成。しかも、その開発では、日本自動車研究所が所有する人体ダミーを用いて何度も衝撃試験を実施し、無帽状態に比べて重傷になる危険性が約60%減少することが確認されている。

「グッドデザイン賞を受賞したり、テレビなどにも取り上げられたので、主婦の間で話題になっています。また、小学校に配布してモニターになってもらっていますが、評判は非常にいいです」と同研究所の関係者は話す。本体価格は5800円~6800円だ。

《山田清志》

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