ホンダ、ハイブリッド技術などで「自動車技術会賞」受賞

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ホンダ スポーツ・ハイブリッド i-MMD
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自動車技術会が発表した「第64回 自動車技術会賞」において、ホンダの技術者が「技術貢献賞」「浅原賞学術奨励賞」「浅原賞技術功労賞」「技術開発賞」をそれぞれ受賞した。

技術貢献賞の受賞テーマは、「操舵装置の電子制御化技術による自動車の進歩発展への貢献」。従来は油圧駆動のため、多くのエネルギーを消費していたパワーステアリングの電動化を提案。これを全車種適用、全世界供給可能とするための技術を構築して、「電動式パワーステアリング」を実用化した。

浅原賞学術奨励賞の受賞テーマは「Development of Pattern Recognition Knock Detection System using Short-time Fourier Transform」。従来は識別が困難だったノッキングとメカニカルノイズについて、両者の時刻歴変動が異なることに注目し、その変動をパターン認識の応用によって識別可能にした。

浅原賞技術功労賞の受賞テーマは、「パワートレイン摺動部挙動解析技術の進歩発展への寄与」。トランスミッション摺動部のマクロ的な動的挙動やミクロ的な摩擦特性、およびその挙動をコントロールする制御ロジックなどを、ひとつの工学シミュレーションモデルで表現することに成功した。

技術開発賞の受賞テーマは、「優れた燃費性能と力強く滑らかな加速を両立した新2モーターハイブリッドシステムの開発」。EVドライブモード、ハイブリッドドライブモード、エンジンドライブモードの3つのモードを持つ、世界最高効率のハイブリッドシステム、「SPORT HYBRID i-MMD」を開発した。

《纐纈敏也@DAYS》

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