5月17日・18日に神戸市で開催された環境省による「エコ&セーフティ神戸カーライフ フェスタ2014」で、LPG内燃機関工業会はEASY FAST LPGシステム(EFL)を搭載したLPG車を展示した。
このEFLとは、LPガスを気体状態で適当な圧力になるまで温水を使用して調圧し、電子制御により吸気管にガソリンとLPガスの両方を噴射できるようにしたシステムだ。
燃料として、ガソリンとLPガスの両方を使えるバイフューエル方式なので、LPガスが不得手な低温時には、ガソリンを使用できる。1回の燃料補給で約1100kmの航続距離があるという。
走行中でも自動でLPガスとガソリンとの切替えができるので、従来のLPG車のように暖機運転が完了するまで待つ必要がなくなり、LPG車の利便性が向上する。
LPガスのボンベは床下に設置されているので、トランクはガソリン車と同じ広さで沢山の荷物が積めるという。