【人とくるまのテクノロジー14】オデッセイ にも採用、古河電池のエコカー向け高効率バッテリー

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古河電池ブース
古河電池ブース 全 8 枚 拡大写真

古河電池(本社・横浜市保土ヶ谷区)は「人とくるまのテクノロジー展」で、アイドリングストップ車用バッテリー『ウルトラバッテリー エクノIS』やハイブリッド車用補機バッテリー『エクノHV』を展示した。

エクノISは、従来型の鉛バッテリーにキャパシタ機能が追加され、充電性能 ・寿命性能のパフォーマンスが改善されたモデル。バッテリーの負極側にキャパシタを組み入れる技術は、担当者や「世界初・特許取得済みの同社独自のもの」と話す。

同製品の特徴は、スピーディな充電回復とバッテリーの長寿命化。キャパシタ層への充電が加わることで、充電受け入れ性が向上。充電の回復が速くなり、「回復スピードは従来比約30%の向上がみられた」(担当者)という。

充電不足状態(80%充電状態)を想定したDCA試験では、劣化原因のひとつとされるサルフェーション(非伝導性結晶皮膜)が抑制されたことで、従来品に比べて約2倍の長寿命化を達成した。

また、ハイブリッド車を快適に使用するために開発されたエクノHVは、「充電中に発生したガスを車外に排出できるよう、ハイブリッド車専用の排気構造を採用。容量もアップし、防爆フィルター付きの蓋を採用したことで、外部からのスパーク(火花)による引火を防ぐという効果をもたらしている」と担当者は説明していた。

「エクノISはホンダの『オデッセイ』の一部クラスにも装備されるようになった。量販店などで2万円前後で販売されていて、一般的なバッテリーよりは高めだが、どちらも国内メーカー最長となる36か月または6万kmの補償も付き、好評を得ている」(担当者)

同社ブースには、『FPX12240H』バッテリーが採用された神奈川県立平塚工科高校のソーラーカーレース車両が展示され、来場者の注目を集めていた。

《レスポンス編集部》

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