GMの燃料電池車、累計483万kmを実証テスト…ホンダとの共同事業も順調

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シボレー エクイノックスをベースに開発された燃料電池車
シボレー エクイノックスをベースに開発された燃料電池車 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMは5月13日、シボレー『エクイノックス』をベースにした研究開発用の燃料電池車が、実証実験で累計300万マイル(約483万km)を走行したと発表した。

GMは2007年、シボレーブランドのクロスオーバー車、『エクイノックス』をベースにした研究開発用の燃料電池車119台を使った実証実験、「プロジェクト・ドライブウェイ」を開始。ウォルトディズニー社が、社用車としてこの燃料電池車を活用するなどしてきた。

この燃料電池車は、最大航続可能距離およそ320kmの性能を備え、水素の補充は5分で完了。もちろん、ゼロエミッション走行を実現する。これまでに、5000名以上のドライバーがテスト走行を行い、彼らの意見をGMはテスト車両にフィードバックしてきた。

今回、119台のGMの燃料電池車のトータル走行距離が、累計300万マイル(約483万km)を突破。GMによると、これらの実験用燃料電池車が、累計15万7894ガロンのガソリン消費を節約したという。

GMのチャーリー・フリース氏は、「エクイノックスの燃料電池車は、7年間の冬期テストなど、様々な気候下での走行テストを行ってきた。燃料電池車はリアルワールドでのドライバーの需要を満たすことを証明している」とコメント。

なおGMは2013年7月、ホンダとの間で2020年頃の実用化に向けて、次世代の燃料電池システムと水素貯蔵システムを共同開発するための長期的な提携契約を締結。GMは「ホンダとの間で、長期的な実行可能性や燃料電池車が顧客に受け入れられるために重要な燃料補給インフラを進展させることを目指し、ともに取り組んでいる」と説明。ホンダとの共同事業の順調ぶりをアピールしている。

《森脇稔》

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