BMW 初の市販EV アクティブE 、リース終了後の末路

自動車 社会 社会
BMWアクティブE
BMWアクティブE 全 3 枚 拡大写真
BMWブランド初の市販EVとして、2011年秋に米国でリース販売された『アクティブE』。『i3』が登場した今、その役割を終えたアクティブEの末路が明らかになった。

この画像は、米国在住のJimmy Neamonitis氏が、米国カリフォルニア州の高速道路で、偶然撮影し、Facebookページで公開したもの。大型トレーラーの荷台に載せられた8台の白い車。それは、BMW『1シリーズクーペ』ベースのEV、アクティブEの姿。

8台の車体は全て、プレス機で圧縮されており、ペシャンコの無残な状態。タイヤは外され、ボディサイドには、何やら番号が書き記されている。かろうじて、フロントマスクとボディサイドのストライプから、アクティブEと識別できる。

アクティブEは2011年3月、ジュネーブモーターショー11で発表。リアアクスルに置かれるモーターは、最大出力168ps、最大トルク25.5kgmを発生。二次電池は、SBリモーティブ社と共同開発したリチウムイオンバッテリー。0-96km/h加速9秒以下、最高速145km/h(リミッター作動)の性能を備えていた。

米国では2011年秋、アクティブEのリース販売を、カリフォルニアやニューヨークなど、米国の一部エリアで開始。合計150台が2年契約でリース販売され、2013年秋、リース契約が満了。BMWにとっては、今後のEV開発に際しての貴重なデータ収集の場となった。

Jimmy Neamonitis氏が撮影したアクティブEのスクラップ車は、使命を終えたアクティブEの、まさに最後の姿。BMWの米国法人によると、米国の法律ではアクティブEの再販が認められていないため、バッテリーなどを取り外した上で解体し、リサイクル処理されたという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  2. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
  3. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  4. プレミア化は必至!?『ランクル』を知り尽くしたトヨタ車体の「ラリー仕様」限定車にSNS歓喜
  5. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る