大規模なリコール(回収・無償修理)問題に揺れるGM。同社のリコールの最新状況がまとまった。
これは5月20日、GMが明らかにしたもの。同社は、「2014年になって、米国で29件のリコールを当局に届け出た」と公表している。
GMの大規模リコールは、2014年初頭に発覚。過去に販売されたGM車のイグニッションスイッチの不具合によるものだった。走行中、エンジンキーが勝手に戻り、エンジンが停止。この状態で事故を起こせば、エアバッグが作動しない。この不具合により、13名の乗員が死亡したとされる。
このリコールの後、GMは社内で不具合の洗い出しを徹底。その結果、2014年の現時点でのリコール件数は、29件に。現在、調査中の事例も含めると、さらにリコール件数は拡大する可能性がある。
また、これらのリコールは米国以外の全世界にも波及。29件のリコールの対象台数は、すでに全世界で1500万台を超えている。