横浜ゴム、タイヤシミュレーション技術がイノベーションアワード受賞

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受賞したシミュレーション技術で捉えた回転するタイヤ周りの空気の渦流れ構造と音響波
受賞したシミュレーション技術で捉えた回転するタイヤ周りの空気の渦流れ構造と音響波 全 2 枚 拡大写真

横浜ゴムのタイヤシミュレーション技術がドイツで開催されているタイヤトレードショー「ライフェン2014」において、「イノベーションアワード」を受賞した。

受賞したのは横浜ゴムと藤井孝藏教授(宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所)らの研究チームが開発した流体音響シミュレーション技術。限りなく実スケールに近いレベルで、路面上を回転するタイヤ周りの空気の渦流れ構造(乱流)と、そこから発生する音響波(騒音)を捉えることに世界で初めて成功した。同技術により、これまで不可能だった走行中のタイヤ周りに生じる渦構造や音響波を精密に捉えることが可能となるため、通過騒音の低減や空力性能の向上に貢献する技術革新が期待できる。

イノベーションアワードは「技術/製品」「サービス/サービスコンセプト/プロセス最適化」「環境/資源保全」「自動車サービス」の4分野から構成。第三者の審査員が環境適合性、持続可能性、革新性、安全性など9つの基準で評価し、特に優れた取り組みを表彰する。今回、横浜ゴムは「技術/製品」分野で受賞。地球環境の保全や同乗者および周辺生活環境への負荷低減を実現する先進性が特に高く評価された。

《纐纈敏也@DAYS》

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