車の軽量化と高強度化に貢献…太平洋工業、国内外で超ハイテン材プレス設備強化

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太平洋工業(プレス部品)
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太平洋工業は、車の衝突安全性の確保と軽量化を可能とする超高張力鋼板(超ハイテン材)を使用したプレス加工事業を強化するため、国内外拠点に生産設備を増設すると発表した。

自動車業界では、燃費向上を目的とした車体の軽量化と、安全性能向上のため、高強度化が進んでいる。同社は長年培ってきたプレス加工技術を活かし、軽量化と高強度化を同時に実現する「超ハイテン加工技術」の開発に取り組んできた。

冷間プレス加工技術では、シミュレーション技術を活用して量産精度の安定性を向上させる工法を開発し、1180MPa級強度の超ハイテン材の加工技術を確立、今年度中に量産開始する。

九州工場、東大垣工場と、中国の天津太平洋汽車部件、米国のパシフィック・マニュファクチャリング・テネシーに超ハイテン加工設備を導入して順次、量産体制を整えていく計画。

また、一層の軽量化・高強度化を目指して電気炉で約900度に熱した鋼板をプレスするホットプレス工法も確立、1470MPa級強度の超ハイテン材を生産する。設備を養老工場に導入し、5月からで量産体制を整える計画。

《レスポンス編集部》

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