【釜山モーターショー14】シボレー スパーク EV、2015年型へ…電費性能7%向上

エコカー EV
シボレー スパーク EVの2015年型(釜山モーターショー14)
シボレー スパーク EVの2015年型(釜山モーターショー14) 全 5 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMのシボレーブランドは5月29日、韓国で開幕した釜山モーターショー14において、『スパークEV』の2015年モデルを初公開した。

スパークEVは2012年11月、ロサンゼルスモーターショー12で発表。小型5ドアハッチバックの『スパーク』をベースに開発されたEVだ。EVパワートレインは、GMが独自開発。モーターは最大出力130ps、最大トルク55.3kgmを引き出す。強力なトルクのおかげで、0-96km/h加速は8秒以下の実力。GMによると、加速性能はクラス最高レベルという。

二次電池は、蓄電容量21kWhのリチウムイオンバッテリー。GMやフォルクスワーゲンなど、欧米の自動車メーカーが推進する急速充電システム、「コンボ方式」を初めて導入。80%のバッテリー容量なら、約20分で充電できる。米国EPA(環境保護局)の電費性能は、複合モードで119MPGe(約50.6km/リットルに相当)。また、1回の充電での最大航続距離は、複合モードで132km。

シボレーは5月29日、韓国で開幕した釜山モーターショー14において、『スパークEV』の2015年モデルを初公開。デビューから1年半を経て、EVパワートレインにアップデートを施す。

まず、二次電池のリチウムイオンバッテリーは、中国企業の傘下入りしたA123システムズ製から、韓国のLG化学製に切り替え。蓄電容量は19kWh。それでもGMによると、高効率化や軽量化により、従来の21kWh仕様に対して、電費性能は7%向上しているという。

スパークEVの2015年モデルは、6月から韓国内のGMコレアの工場で生産が開始される予定。GMコレアのセルジオ・ロチャ社長兼CEOは、「シボレーのエコカー、スパークEVは、高効率バッテリーのおかげで、EVにターニングポイントを記す」と語っている。

《森脇稔》

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