【運輸システムEXPO14】便利で格安、法的にも安心なIP無線の可能性

自動車 ビジネス 企業動向
西菱電機のIP無線機。車載型のSoftBank201SJとハンディ型の301SJ
西菱電機のIP無線機。車載型のSoftBank201SJとハンディ型の301SJ 全 4 枚 拡大写真

タクシーや大手の運送会社は独自の無線を使っているところが多いが、最近は導入コストの低さと便利さから携帯電話を連絡手段としてつかっている運送業も多い。しかし通信費用の高騰と運転中の携帯電話使用は道交法違反となることから、対応に悩んでいる業者も多いと聞く。

そんな中小運送業に打って付けの商品が「運輸システムEXPO」にあった。西菱電機のブースに展示されていたIP無線機である。これはソフトバンクの携帯電話網を使った無線システムで、利用料は1台あたり月額2200円とリーズナブル。1回5分以内ではあるものの、かけ放題なのだから安心だ。全国に使える無線でありながら、免許申請は不要と導入が手軽なのもいい。

本体にはプッシュボタンがあり、登録した無線局を特定して通話を行うことが可能だ。社内で使われるPHSを外に持ち出したようなもの、と考えればいいだろう。もちろん無線なので一斉通知も可能だ。

携帯電話と違い、マイクを使っての無線交信は運転中でも罰せられないため、運転に十分注意することで走行中でも通話できる。

無線と携帯電話のいいとこ取りのようなシステム。従来の無線に代わって、急速に普及しそうだ。

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
  3. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. バイクの外観を損ねない!超強力マグネットのスマホホルダー「フリークマウント2.0」に新色5色
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る