日産自動車は5月29日、米国ミシシッピ州キャントン工場の従業員を500名増やすと発表した。
今回の増員は、2015年モデルとして、キャントン工場で今秋から組み立てを開始する新型『ムラーノ』の生産に備えるのが目的。
また新型は、歴代ムラーノとしては初めて、米国で生産される。キャントン工場は新型ムラーノの世界唯一の生産拠点となり、世界100以上の市場に出荷される予定。
キャントン工場にとっては、新型ムラーノが8車種目の生産モデル。新型は、『エクステラ』、『フロンティア』、『タイタン』、『アルマーダ』など、日産のSUV&ピックアップトラックと同じ製造ラインで組み立てられる。
日産ノースアメリカのジョン・マーティン上級副社長は、「ムラーノがキャントン工場の生産車種に加わることで、米国で販売する85%の車種を、北米で現地生産するという目標の達成に近づく」と述べている。