【BMW 4シリーズ グランクーペ 発表】4シリーズ 第3のモデルは、クーペのハンドリングと4ドアの実用性を両立

自動車 ニューモデル 新型車
BMW・4シリーズ グランクーペ
BMW・4シリーズ グランクーペ 全 40 枚 拡大写真

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、クーペ、カブリオレに続く『4シリーズ』第3のモデルとなる4ドアクーペ『4シリーズ グランクーペ』を発表した。

4シリーズグランクーペは、BMWとして『6シリーズグランクーペ』に次ぐ2台目の4ドアクーペであると同時に、同ブランド初のプレミアムミドルクラス・4ドアクーペ。4シリーズの特徴である流麗なスタイリングとスポーティなハンドリング、4ドアモデルならではの機能性、ラゲッジルームの実用性などを高めた。

発表会に登壇したアラン・ハリスBMWジャパン社長は「1975年以来『3シリーズ』が牽引してきた、プレミアムミドルクラスセグメントにおいて新たな価値を提供し、新規のユーザーを誘うモデルである」と述べた。

ショートオーバーハング、ロングエンジンフード、後方に配置されたキャビンなど、2ドアクーペから引き継いだスタイリングや、ワイドなキドニー・グリルーと丸型4灯ヘッドライトでBMWらしさを表現。一方、112mm延長したルーフラインが優美さと利便性の両方を実現するとともに、2枚のドアを貫くように強調されたキャラクターラインも、その独自性を際立たせている。

プロダクト・マネジャーの御舘康成氏によれば、ターゲットは「車を通してアクティブな生活や趣味を楽しみながらも、スタイリングや走りにおいては一切妥協したくないファミリー層」だという。

そのためにこだわったのが使い勝手。ラゲッジルームは、2ドアクーペ比+35リットルの480リットルを確保している。リヤ・シートのバックレストを全て倒せば、1300リットルまで拡大可能で、40:20:40 の分割可倒式リヤ・シート(オプション装備)なら、4枚乗車でスノーボードやスキーセットを載せられる。両手がふさがった状態でも足元の操作でテール・ゲートを開くことができるスマート・オープナーも嬉しい。

ボディサイズは全長4640mm×全幅1825mm×全高1395mm。ホイールベースは2810mmで4ドアセダンと同等の数字を確保し居住性を高めつつ、約50:50の理想的な前後重量配分による優れたハンドリングを実現。

走りを支えるパワートレインは、全モデルがツイン・スクロール・ターボチャージャー、高精度ダイレクト・インジェクション・システム、ダブルVANOS、バルブトロニックを組み合わせた「ツインパワー・ターボエンジン」となっており、環境性能と動力性能を両立。

モデルラインアップは、184psを発生する2リットル直列4気筒ツインパワー・ターボと8速ATを組み合わせた「420i」、245psの高出力タイプに8速スポーツATを組み合わせた「428i」、306psを発生する3リッター直列6気筒ツインパワー・ターボを搭載する「435i」を設定。420iには、クーペモデル初の4輪駆動システム「xDrive」を設定する。

この「xDrive」は、前後輪のホイール回転数、ステアリングの切れ角などの車両データから、アンダーステア、オーバーステアの兆候を察知すると瞬時に前後の駆動トルクを最適に配分する。トラクションや安定性を向上させるだけでなく、カーブにおける俊敏性も強化。雪上や悪路でも安全にドライビングを楽しむことができる。

歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」や「レーンディパーチャーウォーニング」を採用するなど、安全装備も充実。さらに通信モジュールを搭載しているため、「BMWコネクテッド・ドライブ」によって携帯電話の接続状況を気にすることなく緊急時やメンテナンスのサービスを受けることが可能だ。

JC08モード燃費は「420i 」が16.4km/リットル、「428i」が15.2km/リットル、「435i」が12.7km/リットルで、「xDrive」を除く全車がエコカー減税対象。

価格は「420i」が516万円から588万円、「428i」が627万円から668万円、「435i」が766万円から803万円。販売は6月21日より開始される。

販売開始に先駆けBMWジャパンの公式ショールームサイトでは、多数の写真やムービーとともに4シリーズ グランクーペの魅力を堪能できるコンテンツを用意している。

BMW 4シリーズ グランクーペ ショールームサイト
http://www.bmw.co.jp/4seriesGC_1

《吉田 瑶子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  5. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る