日立化成、リチウムイオン電池用炭素材料で発明表彰2部門受賞

自動車 社会 社会

日立化成は、平成26年度全国発明表彰において、「高性能なリチウムイオン二次電池用炭素材料の発明」(特許第3325021号)で特別賞「朝日新聞発明賞」ならびに発明実施功績賞に輝いた。

表彰式は7月8日、ホテルオークラ東京(東京都港区)にて行われる予定。

リチウムイオン電池用炭素材料は、同社が開発、生産しているリチウムイオン電池用負極材で、今回の発明はその製品の材料・製造方法に関する特許。

粒子の内部に細孔を形成した擬似等方性の球塊状黒鉛粒子にすることで、従来の負極材に比べ、エネルギー密度や大電流特性などを飛躍的に高めることに成功し、高性能なリチウムイオン電池の実用化に貢献したことが高く評価された。

リチウムイオン電池は、大容量で小型・軽量である特性を生かして、近年ではハイブリッド自動車・電気自動車、再生可能エネルギー向け蓄電池などにも使用されている。

今回の受賞の対象は、発明の名称が、「高性能なリチウムイオン二次電池用炭素材料の発明」で、賞名は、「朝日新聞発明賞」、受賞者は、石井義人氏(日立化成 機能材料事業本部 無機材料開発部 開発部長)、西田達也氏(日立化成 機能材料事業本部 無機材料開発部 開発担当部長)、藤田淳氏(日立化成 機能材料事業本部 主管研究員)、山田和夫氏(元 日立化成)の4氏。

発明実施功績賞を受けたのは、日立化成 執行役社長の田中一行氏。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る