トヨタ紡織、バイオ樹脂アロイの研究でポリマー材料フォーラム優秀発表賞

自動車 ビジネス 企業動向
バイオアロイの衝撃強度と弾性率の比較、およびその相構造写真
バイオアロイの衝撃強度と弾性率の比較、およびその相構造写真 全 1 枚 拡大写真

トヨタ紡織は、高分子学会が主催する「第22回ポリマー材料フォーラム」において、優秀発表賞を受賞した。

これは、豊田中央研究所と共同研究した「相構造を制御したバイオ樹脂(PP/PA11)アロイ」の研究発表が高く評価されたもの。

両社が開発したバイオ樹脂アロイは、トウゴマから抽出したひまし油を原料とする100%植物由来樹脂のポリアミド11(PA11)と、石油由来樹脂のポリプロピレン(PP)を高度複合(アロイ)化したもの。PPと比較し約10倍、バイオプラスチック(PP/ポリ乳酸)と比較し約13倍の衝撃強度の実現に成功した。

ポリマー材料フォーラムは、高分子材料とその技術を継続的に発展させていくために開催され、新技術や新材料の発表、ポスター発表による研究発表などが行われる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. ジープ『グラディエーター』、カナダで約120万円値下げ…2026年型を年内発売へ
  4. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  5. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る