【ルマン24時間 2014】トヨタ TS040ハイブリッド、公式テストでベストラップ

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トヨタレーシング・ルマン公式テスト
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6月1日、仏サルト・サーキットでル・マン24時間レースの公式テストが実施された。

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トヨタ・レーシングの『TS040ハイブリッド』2台は、この日の午後に叩き出したベストラップでトップ2を独占。それぞれ88周、約1200kmを走破し、トラブルフリーで順調にテストを完了した。

トヨタ・レーシングは開幕戦のシルバーストーン、第2戦のスパ・フランコルシャンと連勝。この連勝により、マニュファクチャラーズポイントで、ライバルのアウディやポルシェに対し、48ポイントリードの首位につけている。

公式テストデーは、4時間のセッションを2回実施。チームにとってはレースウィークの公式練習走行が始まる6月11日以前において、初めてかつ唯一、実際のコースで走行テストができるチャンスだ。TS040ハイブリッドにとってもル・マン初走行となり、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、中嶋一貴の#7と、アンソニー・デビッドソン、ニコラス・ラピエール、セバスチャン・ブエミの#8の2台は、空力やメカニカル・セットアップの評価、ミシュランのスリックタイヤの作動領域など、さまざまなテストを行った。

2014年仕様として改良されたトヨタ・ハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)も同様に、4輪駆動で伝えられる480馬力のハイブリッドブーストを、最も効率的に使えるようにするための分析が行われた。ハイブリッドシステムは、高熱効率エンジンと組み合わされて合計1000psという高出力に貢献するだけでなく、同時に2013年仕様よりも25%の低燃費化を達成している。

レースウィークは6月11日の16時(日本時間23時)からの4時間にわたる練習走行に始まり、22時(同翌5時)からは2時間の予選セッションが行われる。予選は、さらに12日の19時(同翌2時)と22時(同翌5時)からの2回にわたる2時間のセッションまで続き、決勝のスターティングリッドを決定。14日は9時(同16時)からの45分間のウォームアップ走行の後、15時(同22時)に24時間レースのスタートが切られる。

《纐纈敏也@DAYS》

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