【パイクスピーク14】三菱、初優勝を狙う…進化型 MiEVエボ は「空力マシン」

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三菱・MiEVエボリューションIII
三菱・MiEVエボリューションIII 全 3 枚 拡大写真

三菱自動車は、6月23日から29日に米国コロラド州で開催される「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」の2014年大会に、新型車両『MiEVエボリューションIII』2台体制で電気自動車改造クラスにエントリー、初のクラス優勝を目指す。

MiEVエボリューションIIIは、昨年の『MiEVエボリューションII』を改良した進化型の競技車両だ。大容量バッテリー、高出力モーター、前後4基のモーターから構成される電動4WDなどの主要コンポーネントを踏襲し、動力性能と旋回性能の向上を目的とした改良を実施。専用パイプフレームは構造の合理化と材料置換による軽量化を図った。

また、モーターは4基合計400kWから450kWへ高出力化を図り、増大した出力を余すことなく路面に伝えるためタイヤを大径化。カーボン製カウルも新たにデザインし、風洞実験によりスポイラーなど細部の形状を最適化し、ダウンフォースを増大させた。これを表すように、フロント部の大型スポイラーが「エボIII」最大の特徴だ。

ドライバーは昨年同様、ダカールラリーで日本人初の2年連続総合優勝を果たし、パイクスピークでは電気自動車クラスで2年連続2位に入賞した増岡浩氏を監督兼務で起用。もう一人は同競技の二輪車クラスで過去6度の優勝、昨年は四輪車クラス初挑戦し、電気自動車クラスで3位に入賞したグレッグ・トレーシー(米国)選手を起用する。

《纐纈敏也@DAYS》

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