新燃料補助金制度、年内発表へ マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

年内に新たな燃料補助金システムが発表される見通しだ。政府による補助金支出が98億リンギ程度削減できるとみられている。

政府は補助金制度を見直ししており、9月1日には商用車向けの新たな補助金システムを、10月か11月には自家用車向けの補助金システムを発表する予定だ。

新補助金制度の検討を行っている、ICASHグローバル・リウォーズが提案しているのは、複層的価格設定(MTPS)システムで、マレーシアで登録されている自動車のオーナーには「1マレーシア・燃料カード」が発行される。このカードを利用することでガソリンを補助付きの価格で購入することができる。また週毎の補助金額やガソリン消費量も追跡することができる。外国人はカードを所有することができない。

漁師やリバーボート運営業者、タクシー運転手、ロジスティクス、運輸業者に対してもカードが発行される。他にも、補助金付きのガソリン購入上限を月間300-500リットルに定める案なども浮上しており、導入に向けて政府が検討している。

現行の補助金制度では「RON95」の補助対象は高額所得者を含めて全ての所得層となっている。1リットルあたり63センの補助金を政府が負担し、小売価格は2.10リンギとなっている。「RON97」の小売価格は2.80リンギ。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  6. ポルシェ『カイエン』新型、新世代のデジタルコックピットとAI音声操作を搭載
  7. 「初代エンブレム エモい」ホンダ『ステップワゴン』が30周年! 特別仕様車にSNSで感動の声
  8. 15年の沈黙を経て...アウディ『RS6 セダン』、デジタルで先行復活!
  9. 【ヤマハ WR125R 試乗】“セロー・ロス”の受け皿になる!? 戦闘力、包容力の高さにロングセラーの予感…青木タカオ
  10. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る