川崎重工、ISO14021に準拠した環境ラベルを導入…Kawasakiグリーン製品

自動車 ビジネス 企業動向
カワサキ・レース専用モデル Ninja ZX-6R
カワサキ・レース専用モデル Ninja ZX-6R 全 3 枚 拡大写真

川崎重工グループは、環境配慮に特に優れた自社製品を「Kawasakiグリーン製品」として審査し、外部公表する制度を開始する。

第1回の認定製品は、地上蓄電設備(車両カンパニー)、川崎式BK117C-2型ヘリコプタ(航空宇宙カンパニー)、M1A-17D ガスタービン(ガスタービンビジネスセンター)、グリーンガスエンジン(機械ビジネスセンター)、MAGターボ(機械ビジネスセンター)、水冷媒ターボ冷凍機(機械ビジネスセンター)、CKKシステム(プラント・環境カンパニー)、Ninja ZX-6R(モーターサイクル&エンジンカンパニー)、ショベル用油圧ポンプ(精密機械カンパニー)、スポット溶接ロボット BX200L SE22(ロボットビジネスセンター)の10製品。対象製品には、国際標準化機構(ISO)が定める国際規格ISO14021に準拠した環境ラベルを表示する。

Kawasakiグリーン製品は、同社製品の中でも、特に様々な角度から総合的に環境配慮がなされているものに限定して審査。地球環境で重視される「低炭素社会」、「循環型社会」、「自然共生社会」の3つの分野それぞれについて、製品の「環境性能」と「生産過程での環境管理活動」の2つの面で同社が定めた全ての基準を満たすことが条件となる。

製品の環境配慮レベルによって2段階に分けられ、環境への配慮が業界標準または同社従来製品を超えたものを「Kawasakiグリーン製品」、さらに、その中でも業界トップクラスの要素を含む製品を「Kawasakiスーパーグリーン製品」とそれぞれ定義している。

ISO14021では、環境ラベルに示された製品の環境情報に関して、曖昧な表現の排除や検証に必要な情報の開示など18項目を満たすことが求められており、「Kawasakiグリーン製品」の選定に客観性を付加している。

同社では、今後も定期的に審査を実施し、年1回を目途に公表する予定。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る