マレーシア、ラマダン前に内閣改造か…華人閣僚が1年ぶりに復帰へ

エマージング・マーケット 東南アジア

ラマダン(断食月)が始まる6月28日の前に、内閣改造が行われるとみられている。大臣クラスで最多で4人が交代する模様だ。昨年5月の総選挙から約1年ぶりに華人が閣僚ポストに復帰することになる。ザ・スターが報じた。

政府に近い情報筋によると、与党連合・国民戦線(BN)の構成党・マレーシア華人協会(MCA)のリオウ・ティオンライ党首とウィー・カション副党首、オン・カチュアン書記長、先の補欠選挙で復活した人民運動党(ゲラカン)のマー・シウキョン党首の入閣が有力視されている。ナジブ・ラザク首相はすでに、マー氏の閣僚起用について補選直前に言及している。

総選挙で敗北したことを理由に、MCAやゲラカンが閣僚ポストを辞退した。これら華人政党が定位置としてきた運輸相、観光相、首相府相の3閣僚ポストを統一マレー国民組織(UMNO)議員が埋めており、これらのポストに華人が入れ替わるとみられる。MCAは禊を済ませた党大会で閣僚ポスト辞退の方針を撤回。ゲラカンも先の補選でマー氏が当選して党としての面目を保った。

副大臣ポストの候補には、MCAのリー・チーリョン党首補、ホウ・コックチュン党首補、チュア・ティーヨン党首補らの名前が挙がっている。

広瀬やよい

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