レーダーとカメラで緊急時のハンドル操作支援…TRW、新技術を2015年市販化

自動車 テクノロジー 安全
TRW ホッケンハイムリンク 先進運転支援システム試乗会
TRW ホッケンハイムリンク 先進運転支援システム試乗会 全 24 枚 拡大写真

世界有数の自動車部品サプライヤー、TRWは4日、ドイツ・ホッケンハイムリンクで先進の運転支援システム「DAS(ドライバー・アシスタンス・システム)」の試乗イベントを行った。

今回体験したシステムは4種類。レーダーやカメラで衝突回避や緊急ブレーキングを判断する「エレクトニクスシステム」。ベルト式、コラム式の電動パワーステアリング・システム。緊急時、モーターによるシートベルトのロック、および急ハンドル操作を行った際のたるみを直す「乗員安全システム」。電動パーキングブレーキや緊急制動時の横滑りを防止する「統合ブレーキ制御システム」。

なかでも注目なのが、現在開発中で、今回世界で初めて公開された、次世代レーダーと次世代ビデオカメラを統合した、「緊急ステアリング・アシストシステム」。レーダーで障害物を感知し、カメラで回避方向を決定するTRWならではのシステムだ。デモカーには現行型のカメラ「S-Cam2」とレーダー「AC100」が装備され、テストドライブでは、その回避性能を十分に発揮。やがてこのシステムが2情報処理能力を高めた新世代型カメラ「S-Cam3」とレーダー「AC1000」にアップデートされ2015年から実用化を目指す。

TRW運転支援システム担当のピーター・オーステン氏は「新世代型のS-Cam3は、2に比べて6倍の処理能力を持ち、従来より回避能力が飛躍的に向上する。搭載車種は限定せず、すべてのセグメントに適用予定だ」とコメントした。

《阿部哲也》

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