ヤマハ発動機は、フィッシングボートに求められる釣り機能を高次元で実現した27フィート新型フィッシングボート「YFR」を開発し、7月7日から発売する。
国内のプレジャーボート市場は、2013年の新艇登録数(5~10m未満)が2011年比で約18%増となっている。YFRは、好調なボート市場の中でもボリュームゾーンとなるフィッシングボートのカテゴリーに投入するニューモデルで、高い走行性能と機能性の両立を目指して開発した。
船底にヤマハ独自の技術である「ステップハル」を組み込んだ新設計のハル(船体)を採用し、スピードや安定性など、基本性能を向上したのに加え、風流れ抑止性能、後進時の舵効き性能などを高次元で実現したとしている。
また、ワイドなデッキ形状を持つ好評のスクエアバウや広いサイドウォーク(ブリッジ横の通路)幅の採用、トランサム(船尾)デッキの設置などにより、27フィートクラスとしては最高レベルの釣りスペースを確保した。
大人4人がゆったりと座れる快適な居住空間も確保し、ベテランのフィッシングファンのニーズを採り入れた。エンジンはヤマハ4ストローク船外機「F250D」を標準搭載する。
販売計画は年間80隻。価格はYFRが900万5700円、YFR-FSRが960万5700円。