サッカーW杯開幕、生産性への影響懸念 過去大会では55%が低下…マレーシア経営者連盟

エマージング・マーケット 東南アジア
(イメージ)
(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

現地時間12日に開幕するサッカーのFIFAワールドカップ・ブラジル大会のテレビ観戦が労働者の生産性に影響を及ぼすことが懸念されている。

マレーシア経営者連盟(MEF)の調査によると、2006、2010年のワールドカップでは回答者の55%が開幕中に生産性が低下したと回答。ブラジル大会でも同様の影響がでると予想されるという。

MEFのシャムスディン・バルダン専務理事は、サッカーファンの多くが民間セクターの従業員650万人を含めた被雇用者で、試合を生放送で観戦することが好きであることから、今後1カ月は睡眠不足や職場で生気がない従業員を目にすることになるだろうとコメントした。また、労働者に対して生放送で見る試合を決め、残りの試合は録画して見るなど、生産性に影響がでないよう呼びかけた。

前回の南アフリカ大会では調査回答者の35.6%が職場に遅刻した、また35%は医療休暇の取得率が増えたと答えた。生産性の低下も顕著で、仕事中の居眠りなどが見られ、デタラメな理由で休暇を取る従業員もおり、こうした「ワールドカップ問題」が今回も起きると見られるという。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 日産が業績見通し修正、上期営業損失300億円…下期はサプライチェーンリスク想定
  6. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  7. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  8. ホンダのSUV『パスポート』、オフロード性能を極めるコンセプトカー提案…SEMA 2025
  9. みんなが待っていた! ダイハツ『コペン』が復活、堂々の予告…土曜ニュースランキング
  10. スズキが新型クロスオーバー『SV-7GX』を世界初公開! 初心者にも優しいV2アドベンチャー、2026年後半に欧州発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る