ボルボ・カー・港南台(神奈川県横浜市)は、最新のボルボショールームCI“VRE(ボルボリテールエクスペリエンス)”を全面採用した店舗だ。
VREのキーワードは、「クールアウトサイド、ウォームインサイドだ」とは、ボルボ・カー・ジャパンネットワークビジネス開発部ネットワーク・能力開発グループコーディネーターの小川由行さんの弁。これに基づき、「外観は冷たいが、中は暖かく見えるイメージを表現している」と話す。
これは、外観だけではなく、ショールーム内も同様で、「(クールさでは)ストリートと呼んでいるパートの床面は少し冷たい感じがして、まさにクルマが道路を走っている、もしくは停まっているイメージを演出している」という。
そこに展示される車両のレイアウトも、「これまでの斜め置きなどから、表の道路と並行、あるいは垂直にするという、ボルボのCIの明確な基準に沿ったもの」と説明。
ウォームの面では、“リビングルーム”と呼んでいる木の天井になっているスペースがある。ここは、ユーザーがサービス待ちなどで滞在するところで、「まさに、リビングのようにユーザーにくつろいで、ゆっくり待ってもらうという空間だ。照明についても、ダウンライトを設置し、暖色系の照明で(暖かい)イメージを出す演出をしている」と述べる。
また、VREの特徴のひとつとして小川さんは照明を挙げる。「これまで、ボルボのショールームの照明は、全体をまんべんなく照らしており、照度の基準も設定されていた。しかし、VREでは、スポットライトでクルマを照らすことにより、ハイライト効果を狙っている。例えば夜、このショールームを外から眺めると、外観のアイスキューブのようなデザインと合わせて、メリハリの利いたショールームに見えるだろう」と語った。