マレーシア・ジョホールの工業団地 ヌサジャヤテックパーク、開発工期は9年

エマージング・マーケット 東南アジア

アセンダスとUEMサンライズは合弁で、ジョホール州南部のヌサジャヤにおいて工業地域「ヌサジャヤ・テック・パーク」を開発する。

12日、建設予定地で起工式が行われた。マレーシアとシンガポールを繋ぐ第2リンクから数分の距離で、テナント企業や従業員、資産、事業の安全確保も考慮して開発される。

「ヌサジャヤ・テック・パーク」の総開発価値(GDV)は37億リンギで9年をかけて3期に分けて開発を行う。面積は210ヘクタールで完成時にはおよそ200社の入居が可能となる見込み。

合弁事業への出資私立はアセンダスが60%、UEMサンライズが40%。

アセンダスの社長兼最高経営責任者(CEO)によるマノハル・キアタニ氏によると、「ヌサジャヤ・テック・パーク」における投資にはサンワ・グループやYCHグループ、VADSマレーシアなどから問い合わせが寄せられており、それぞれの事業に合った設備の建設に関心を寄せている企業もあるという。VADSマレーシアはデータ・センターを、サンワ・グループは精密工学分野の設備を、YCHグループはヌサジャヤ・テック・パークと共同でサプライチェーン設備の設立を検討している。

初期開発段階では28ヘクタールに建売の設備を建設し、それぞれのニーズに合わせた設備を建設するための用地の開発も行う。2016年までに完了する予定だ。
業界別では電子や精密工学、製薬、医療機器、食品加工、消費財などをターゲットとする。

千田真理子

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