11日午前9時10分ごろ、秋田県上小阿仁村内の国道285号を走行していた軽乗用車と乗用車が正面衝突する事故が起きた。この事故で軽乗用車の運転者が死亡。乗用車側の2人も重傷を負っている。同町での死亡事故は2006年6月以来だった。
秋田県警・北秋田署によると、現場は上小阿仁村沖田面付近で片側1車線の緩やかなカーブ。軽乗用車と乗用車は道路中央で正面衝突していた。
この事故で双方のクルマは大破。軽乗用車を運転していた秋田市内に在住する78歳の男性は全身を強打。近くの病院へ収容されたが、約2時間後に死亡した。乗用車を運転していた同村内に在住する77歳の男性と、助手席に同乗していた80歳の男性が骨折などの重傷を負っている。
事故当時は雨で路面が濡れていて滑りやすい状況だった。警察では左カーブを進行していた軽乗用車が対向車線側へ逸脱した可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。
同村内では2006年6月を最後に交通死亡事故が発生しておらず、前日までに事故死亡者ゼロ日数が2911日となっていた。