米フォード、燃費データ誤りで顧客に補償…最大10万円を支払い

自動車 ビジネス 海外マーケット
新型リンカーン MKZ
新型リンカーン MKZ 全 3 枚 拡大写真

米国の自動車大手、フォードモーターが、米国で販売した6車種の燃費データの誤りを認め、訂正した問題。同社はこの件で、顧客に対して補償を行うことが分かった。

画像:リンカーンMKZハイブリッド

今回の燃費データの誤りは、フォードモーターの社内テストで判明。ハイブリッド車の『C-MAXハイブリッド』、『フュージョンハイブリッド』、リンカーン『MKZハイブリッド』、プラグインハイブリッド車(PHV)のフォード『C-MAXエナジー』と『フュージョンエナジー』、ガソリン車のフォード『フィエスタ』の合計6車種について、米国EPA(環境保護局)燃費の複合モードの数値が、実際よりも高かった。同社はこれを、正しい燃費に下方修正する訂正を行っている。

フォードモーターは6月12日、これら6車種を保有する顧客に対して、燃費データの誤りに対する謝罪の意味を込め、補償を行うと発表した。

その内容は、正しい燃費と誤った燃費の差により、顧客の負担が増したであろうガソリン代を、フォードモーターが支払うというもの。車種や購入かリースによって、補償額は異なる。最も少ないフィエスタで125ドル(約1万3000円)、最も多いリンカーンMKZハイブリッドで、1050ドル(約10万7000円)を支払う。

フォードモーターは、「米国で販売またはリースされた約20万台が対象」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 5000万円超えの「911」、F.A.ポルシェ生誕90年記念の『911 GT3』発表…世界90台限定
  2. 最新機種の“魅力”を解剖! カロッツェリアの「モニターレス機」なら、スマホを便利に使い倒せる![メインユニット最前線]
  3. ミシュラン「PILOT SPORT 5」、みんカラ年間大賞1位獲得…タイヤ・ホイール部門
  4. 「日本バイクオブザイヤー2025」大賞はヤマハ『XSR125』、人気投票で決定
  5. フィアットの超小型EV『トポリーノ』、米国導入が決定…欧州と南米に続く第3の市場に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る