6月14日、富士スピードウェイでハイブリッドカーによるレース、「Eco Car Cup 2014 Enjoy60&Enjoy180」が開催された。このレースは、ラップタイムと周回数規定があり、速さだけではなく、燃費のよさも反映されたポイントによって総合順位が決定する。
Enjoy60クラスに出走したのは11台。総合優勝は、カーナンバー29、のぶまんモータースポーツの駆る『アクア』であった。
そして3時間耐久の180クラス。純粋にマシンの速さで競う予選ではレクサス『GS450h』がポールを獲得するも、総合優勝を果たしたのはカーナンバー135、Tras with Casuu Racingの駆る『プリウス』であった。
Enjoy180クラスでは、ラップライム3分15秒を切ってはならないが、上位チームは、この違反を犯すチームが続出。違反は3回までは許容されるものの、それ以降はペナルティポイントが加算され、総合順位に大きな影響を与えてしまう。加えて5回のピットイン、50ラップの周回数も義務づけられ、総合ポイントに影響する。
だからといって3分15秒近くをキープし、上位を守っていればいい訳ではない。平均燃費も得点に加算されるため、コース上を無駄なく、スムーズに走ることが勝利の鍵となるようだ。
当日は晴天。レースとはいえ参加者全員が火花を飛ばし合うのではなく、どこかのんびりとした雰囲気で楽しむ姿が多く見られた。つきたての餅や、スイカなども提供され、仲間同士、あるいは家族全員で、気軽に参加できるのが大きな魅力のレースであると言える。