JRの「青春18きっぷ」、消費税率改定で値上げ

鉄道 企業動向
JRの普通列車用全線フリー切符「青春18きっぷ」は消費税率の改定により今夏発売分から350円の値上げだが、切符の効力は従来通り。写真は釜石線の普通列車。
JRの普通列車用全線フリー切符「青春18きっぷ」は消費税率の改定により今夏発売分から350円の値上げだが、切符の効力は従来通り。写真は釜石線の普通列車。 全 2 枚 拡大写真

JR旅客6社は6月17日、春・夏・冬休み向けに発売しているJR全線の普通列車用フリー切符「青春18きっぷ」について、7月利用開始分(夏季用)と12月利用開始分(冬季用)の概要を発表した。切符の効力は従来通りだが、消費税率の改定により値上げとなる。

利用可能期間は夏季用が7月20日~9月10日、冬季用が12月10日~2015年1月10日。1日乗り降り自由を1回として5回分がセットになっており、1人で5日間利用したり、5人が同一行程で1日だけ利用するなどといった使い方ができる。

利用できる交通機関はJR全線の普通・快速列車の普通車自由席と、JR東日本のバス高速輸送システム(BRT)、JR西日本宮島フェリー。青い森鉄道線の青森~八戸間・青森~野辺地間・八戸~野辺地間も、普通・快速列車で通過利用する場合に限り利用できる。

新幹線を含む特急・急行列車やグリーン車などは原則として利用できないが、普通列車の普通車指定席やグリーン車自由席などは、指定席券やグリーン券などを別途購入すれば利用できる。また、奥羽本線青森~新青森間と津軽海峡線木古内~蟹田間、石勝線新得~新夕張間は、各区間内を相互に発着する場合に限り、特急・急行列車の普通車自由席を利用できる。宮崎空港線も宮崎~宮崎空港間に限り特急列車の普通車自由席が利用できる。

発売期間は夏季用が7月1日~8月31日、冬季用が12月1~31日。発売額は1万1850円で、4月1日の消費税率改定により350円の値上げとなった。1回分あたりでは70円値上げの2370円になる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. インフィニティの中型SUV『QX60』、改良新型は表情一新…初の「SPORT」も設定
  5. マツダ『CX-5』新型、7月10日世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る