米国の自動車大手、クライスラーグループ。同社が、役員陣を倍増させる新人事を行った。
これは6月13日、クライスラーグループが明らかにしたもの。同社は、「取締役会に6名の新しい役員を迎え入れる」と発表している。
6名の中でも、ハーマンG・ワルデマー氏のヘッドハンティングが目を引く。直近まで、米国のたばこ大手、フィリップモリス・インターナショナルのCFO(最高財務責任者)を務めていた人物。ハーマンG・ワルデマー氏は、退任するダグラス・スティーランド氏に代わって、クライスラーグループの取締役に就任した。
この他、5名の新役員が、クライスラーグループの取締役会の新メンバーに名を連ねた。これで、同社の取締役会は、13名へ倍増することに。
クライスラーグループを率いるセルジオ・マルキオンネ会長兼CEOは、「強固なリーダー達が取締役会に加わることを歓迎する。彼らの経験が、5か年計画の前進に役立つだろう」とコメントしている。