トヨタ自動車は6月18日に東京都江東区の東京ビッグサイト内で、「G-BOOK」を刷新したカーテレマティクスサービス「T-Connect」のメディア向け説明会を開き、ロボットオペレーターによる「エージェント音声対話サービス」など先進機能を実演した。
T-Connectに対応したカーナビは今夏から順次発売していく。説明会に出席した友山茂樹常務役員によると、従来のG-BOOK対応ナビは、まずメーカーオプション品から売り出していたが、T-Connectでは早期の普及を促進するため、同じタイミングでディーラーオプション品も市場投入していくという。
対応ナビはWi-Fi対応機能などが付加されるものの、友山常務役員は「お求めやすい価格でご提供できるようにしたい」と語った。対応車種についても「どのクルマにも搭載できるようにする」とし、コンパクトカーなど車両価格の安いモデルにも搭載する方針を示した。一方、海外への展開については「まずは国内でのサービスとなるが、将来はこのプラットフォームで考えていきたい」と、グローバルに展開する方針を表明した。