【スバル レヴォーグ 1.6GT-S 試乗】待っていた! さわやかだが骨太な走り…島崎七生人

試乗記 国産車
スバル レヴォーグ 1.6GT-S EyeSight
スバル レヴォーグ 1.6GT-S EyeSight 全 7 枚 拡大写真

試乗車は、いわゆる“ビル足(ビルシュタイン製ダンパー)”付きの「1.6GT-S EyeSight(アイサイト)」。初期受注で1.6リットルは80%、うちSグレードも80%だそうで、アイサイトは実に99%を占めるというから、1番の売れ筋モデルということになる。

【画像全7枚】

何はともあれ走らせてみると「なるほど!」と納得できた。さわやかだが骨太なアスリートのような走りっぷりは、3代目『レガシィ ツーリングワゴン』の当時のGT系に通じるものがある。

とくに燃費と走りの両立にエンジニアがこだわり抜いた新開発1.6リットル水平対向4気筒エンジンは、硬軟いずれの走り方にも思い通りの反応を示す。さらに2モードのSIドライブで「S」を選べば、クルマを手の内におきながら、痛快な走りも楽しめる。ターボながらレギュラーガソリン仕様、JC08モードも16.0km/リットルと十分な数字になっている。

“ビル足”もやはりいい。ロールなどクルマの姿勢変化を精緻にコントロールしてくれるのは、ならでは。入力の吸収も完璧で、ショックは吸収するも路面の状態は感触でキチンと伝えるあたりは、この“黄色い足”の威力。エンジン性能、車重とのバランスもよく、多くのユーザーはさすがお目が高い、この走りを待っていたのだな…と思った次第だ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  5. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る