「ほどよし3号機・4号機」を搭載、ドニエプルロケット打ち上げに成功

宇宙 企業動向
ドニエプルロケット、打ち上げ前のフェアリング部
ドニエプルロケット、打ち上げ前のフェアリング部 全 3 枚 拡大写真

2014年6月20日、ISCコスモトラス社は、ロシア・オレンブルク州のヤースヌイ(ヤスネ)宇宙基地から、ドニエプルロケット20回目となる打ち上げに成功し、17か国、33機の人工衛星を展開したと発表した。

打ち上げは現地時間6月19日19時11分(日本時間20日午前4時11分)に予定通り行われた。33機のうち、日本からは東京大学が開発した超小型衛星『ほどよし3号機』『ほどよし4号機』が含まれている。

「ほどよし」衛星運用チームは、faceboookで20日8時すぎに、衛星との最初の交信が成功したことを報告している。2機とも太陽電池パネルが無事に展開し、順調に飛行しているという。

今回の打ち上げでは、英SSTL社が開発したカザフスタンの地球観測衛星「KazEOSat」やNASA エイムズリサーチセンターが協力して開発したサウジアラビアの「Saudi Sat 4」などが含まれる。超小型衛星を100機以上打ち上げて高頻度の地球観測を目指すベンチャー企業、プラネット ラボ社は、今年2月に国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」から若田光一宇宙飛行士が行った、小型衛星放出機構での衛星展開に続き、11機の衛星を追加した。

ドニエプルロケットから直接展開された33機に加え、4機の子衛星が親衛星から展開されるミッションも計画されており、最終的に軌道上に展開される衛星は37機になるという。これは、2013年11月にドニエプルロケットが記録した32機同時打ち上げを上回ることになる。

《秋山 文野》

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